第18回実行委員会事務局ごあいさつ

第18回大会実行委員会
事務局 三浦 哲  
(新潟県健康づくり・   
スポーツ医科学センター)

 第18回冬季スポーツ科学フォーラムを新潟で開催するにあたり、事務局として歓迎のご挨拶を申し上げます。
 新潟県では1996年に新井市(現:妙高市)で第7回フォーラムが開催されてから、11年ぶり2回目の開催となります。新井市での第7回フォーラムでは、1998年の長野オリンピックを目前とした競技力向上および、健康増進のための冬季スポーツ・運動に関する科学・理論を明らかにし、実践に生かすことを目的として開催されました。
 現在、新潟県では2009年の総合国体開催に向けたスポーツ振興を行っています。このような背景から、本フォーラムにおいて「地域における冬季スポーツ競技力向上システム」をテーマにシンポジウムを設定いたしました。新潟県内のスポーツ関係団体におけるスポーツ振興への取り組み、ならびに各地域で育った日本トップクラス選手の環境を紹介し、各地域の共通点や特殊性から効果的な競技力向上システム構築を考えます。
 さらに、健康増進、少子・高齢化社会に対応した冬季スポーツ振興等への研究・開発、参加者の皆様の交流による、さらなる冬季スポーツの発展により、総合的な社会貢献となることを目指し、本フォーラムを開催いたします。
 最後に、先日の7月16日に新潟県内で大規模な中越沖地震が起こりました。被害の甚大さに心が痛みます。被災者ならびに関係者の方々には、謹んでお見舞い申し上げます。被災で大変な折の開催となり、皆様には大変なご苦労ならびに、ご迷惑、ご心配をおかけいたしております。また、前回フォーラムが今年2月開催から、あまり研究・準備期間のない7月開催となりました。秋から関係学会が目白押しで、冬季にはそれぞれにご活躍になることを考えますと、冬季スポーツ関係者が集まりやすい時期での開催に踏み切りましたことをご了解いただきたいと存じます。このため、準備が遅れ、十分に充実した開催とはならないことをお詫びいたします。しかし、冬季スポーツ科学研究会運営委員長 渡部和彦先生、運営委員 飯塚邦明先生、会場となる新潟県健康づくり・スポーツ医科学センター長 荒川正昭先生をはじめ、運営委員、実行委員、シンポジスト、協賛・広告企業、参加者の皆様のご協力により開催できましたことを、この場をお借りして心から感謝申し上げます。